12/20(土)より、山田洋次さんの個展を行います。オンライン販売も会期途中より予定しております。追ってお知らせします。
会期:12.20~28 会期中の12/24(水)は休廊
11時〜17時
作家在廊日:12/20


土。かたちのライン。スリップの描線。
どれもが柔らかく、空気に滲むようにして、食卓を和らげる。
引き締まった骨格とリズムを持つから、柔らかくはあるが、緩くはない。それはまた、仕事の速さと、柔和な線をもつ仏像を一心に作っているかのような山田洋次さんの切実さとに根ざすものでもあると思っている。
そのノーブルな柔らかさゆえに、茶の湯の心に適うものとして「も」真価を発揮するのではないか。というよりもむしろ、山田洋次さんの作品を茶の湯に取り入れることは、茶の湯にとって良いことではないかと思ったことが本展の始まりだった。
茶の湯には様々な規矩があり、慣習があり、したがって多くの盲目もある。それはひとつの美の完成の副産物として仕方のなかったことかもしれない。だが、それを疑い、名ではなく、美そのものを見ることがどうしても必要なのだ。
自分のリアリティに従って、ボーダーラインそのものを軽やかで和らかな線の遊びに変えてしまうこと。山田さんの創作はそんなふうに見える。
本展では茶の湯にも、日常にも、どちらに使っても愉しい、いわば垣根のそばで遊ぶような作品をご覧頂けると思いますので、山田洋次さんが見せてくれる新しい景色を、皆様も一緒に楽しんでいただけたら、そして愉快な気持ちで新しい年を迎えていただけたら、うれしく思います。
山田洋次
1980 滋賀県東近江市生まれ
2002 信楽窯業試験場 小物ロクロ科 修了
2007 渡英。Maze Hill Pottery にてLisa Hammondに師事
2008 帰国後、古谷製陶所勤務
2013 滋賀県信楽町田代にて築窯
2019 薪窯を築窯